『ジーーーーー』とっても強い視線を感じる… ありえない場所からものすごく見られているのは確かだ!
我が家はユキという名前の犬を飼っている。ユキはダルメシアンの女の子。
至って普通のダルメシアン模様で、この模様が反対だったら名前の通り雪っぽかったかもしれない。
でもユキと名付けたのは、我が家に来た時は真っ白で雪の様だったからだ。
不思議なもので、ちゃーんと斑点が出てきて今はダルメシアンになった。
そんなユキの運動量は半端無い、さすがは元々は猟犬として活躍していただけの事はある。
もちろんチャームポイントがワガママボディーの私ではとても散歩なんて出来る訳がない。
中学生になる息子が散歩に連れて行くのだが、最も元気な中学生でも、とてもそのスピードにはついていけない。
そこで母に似て運動嫌いな息子が思いついたのがローラースケートだ。
息子いわく「ローラースケートで散歩に行けば一切走らなくていいから疲れない」と言うのだ。
いろいろ心配だったがちょっと見てみたい気持ちもあり、ユキと息子の背中を見送った。
とてつもないスピードで走るユキ、きっと日頃の散歩では遠慮して走っていたのだろう、今日は遠慮はいらないとばかりにフルスピードで走っていく。
みるみるうちに小さくなっていく2人の姿
息子も必死にかかとのブレーキでスピードを抑えようとするも何の役にも立たない。
息子の必死の形相が目に浮かぶ、そして予想通り、「すってんころりん」息子は体でしっかりとユキを止めることができた。
どうして止まったの?と息子の顔を舐めるユキ。
もちろん公園内で走らせたし、しっかり防具もつけていたので何の怪我もなかったが、それ以降息子は二度とローラースケートで散歩に行こうとは言わなくなった。
そんなユキが散歩から帰って来ておこなうのが監視業務だ。
厳密にいうと家族観察?私や主人、子供たちの行動をいつも遠くから見ている、それなら普通だ。
でもユキのお気に入りの家族観察スポット、それはダイニングテーブルの下なのだ。
我が家のダイニングテーブルが天板がガラスでできている。
ご飯の時間になるとユキはテーブルの下でスタンバイ。
特等席で私たちがご飯を食べている姿を下から見上げている 笑
これが予想以上に食べにくいのだ。
このテーブルを買った時はユキはまだいなかったので、まさかこんなことになるとは考えてもいなかった 笑
ご飯を食べるために少し下を向くとユキと目が合う。
『美味しい?』と羨ましそうな眼差しを送ってくるので、思わず目をそらしてしまう 笑
私たち家族はもう慣れっこだが、たまに遊びにくるお客さんたちにも同じことをするので困ったものだ 笑
案の定、初めてうちに来る人はびっくり、当分の間は笑えて食べられない。
その時、友人が箸でつかんだ唐揚げをポロっと滑らせた。
するとユキがとっさに口を開けてナイスキャッチ!
とはならない!ガラスの天板があるので、ユキの元に届くことはないのだ。
これには友達も大喜び。
「とっても楽しかった」とみんなに言われる。
私たちはずっと監視されながら食事するのは、ちょっとキツいけど、みんなに喜んでもらって本当に良かった。
ユキには、ご褒美に唐揚げの代わりにジャーキーをあげておきました。
今日も監視作業ご苦労様、明日もよろしくね。
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