今年の残暑も厳しいですね!
ウチのラブラドールのロンは暑いのが大の苦手。
夕方に涼しくなった時に散歩しても日陰を選んで歩くほどだ。
私も日陰に入りたいのに、ロンのせいで少しはみ出てしまう。
いつも涼しいところの取り合いをしている私たちなのだ。
そんなある日の事、庭で草むしりをするため外に出たら、ロンも「なんかするの?」と一緒についてきた。
「ボールで遊ぶ?」
とロンのオモチャを出してヒョイと投げると目で追うだけで家の中に入って行ってしまった。
「もう!おいでよ!ほら、ボール!」と呼ぶと
窓からちょっと顔を出して、
「暑いのはたまらん…悪いけど付き合えないね〜」
という目をして消えた。
きっと、さっきまで私がいた廊下の板張りにのベーと広がって寝ているのだろう。
廊下は一日中日が当たらないし、居間の窓から風が通るのだ。
家の中で一番、涼しい場所をちゃんと知ってる。
作業が終わったので、家に入ると案の定、廊下にロン。
しかもさっきまで私が使っていた扇風機も切り忘れていたので、そこはVIP席とかしている。
「暑いのによくするね〜。ご苦労さんです」と一応気を使ってロンがスリってしてくる。
でも、スリスリじゃない!スリって1回だけ
暑いからうっとうしいことはしないと決めているようだ。
そして、元のVIP席に戻っていく。
私は汗びっしょりになったので、シャワーを浴びて、扇風機の前に座ろうとするも、ロンが陣取っているのでスペースがない!
「でも大丈夫、こっちにはこれがあるもんね〜」と言いながらクーラーをつけた。
すると、速攻でロンがドアをガリガリし始める
「開けて〜ボクも入れて〜」
「ロン!働かざるもの、涼むべからず!扇風機があるでしょう?」
「そんな〜。一人でズルイよ〜クーラー!」と、言わんばかりにガリガリガリ。
根気負けしてしょうがなく、ドアを開けると、部屋をぐるっと回って、クーラーの風が一番あたる所に寝そべった!
“え〜!ロン。それはないだろうが!
今、まさに私がそこでアイスを食べようと思っていたのに〜。”
そんなワガママに見えるロンだが、もう少ししたら、愛想のいいロンになる。
暑い時だけのワガママで冬になればすり寄って来て隣で寝る様なかわいい子に変身するのだ。
そこで私は気づいた「体が冷えれば可愛い子になるんだ」と。
「よし!今日はご褒美にプールで水遊びしよう!」そうすればきっと良い子になるはずだ。
そうして息子が昔使っていたプールを、ごそごそ押入れから出し、組み立てて水を入れる。
ホースシャワーも準備して、プールの中にロンのオモチャを浮かべる。
その時には私が入りたいぐらいに汗だくだった。
「ロン!準備できたよ〜。おいで〜」
するとロンが「なにしたの〜?」と出てきた。
だが、いっこうにプールの中に入って行かない。
プールの周りをぐるぐる歩くだけ。シャワーをかけても、避ける。
アレ?おかしいな〜。
私はキャッキャとはしゃいですり寄ってくるロンを想像していたんだけど…
ロンは、「お母さん、何がしたいの?」という目で見ている。
そして、スタスタと家の中に戻って、廊下に寝そべってしまった。
汗と水でびっしょりの私だけ、庭に取り残されたので仕方なく一人で水風呂に入りました。
一人で入るプールほど寂しいものは無い!
夏のロンには何も期待してはいけない事を痛感した1日でした。
早く冬よ、来てくれ〜!
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