私の愛犬、ゴールデンレトリバーのモカは友達から譲ってもらい、突然ウチに来た子だ。
最初は友達から「子犬が生まれたから見に来る?」と言われて行った時には乗り気じゃなかった私。
しかしそんな私も子犬たちの想像以上の可愛さを見て一瞬で飼う気満々になっていた!
だけど、みんな可愛くてとてもじゃないが選べない。
じっくり3時間!
きっと友達も呆れてたと思う。でも家族を選ぶってそう言う事ですよね!
すると中でも賢い顏をしている子が1匹(親バカ)いたのでその子に決めた。
それがすでに我が家に来て一年経つモカだけど、この子は本当に賢い子だと思う。(親バカ✖️2)
そう思わせるビックリ出来事があった。
ある日、私が息子に「おやつ食べよ!」と言ったら、モカもしっぽをフリフリ、息子の後からついて来た。
最初は、「たまたまだろうなぁ〜息子が行くから付いて来たんだろうなぁ」ぐらいに思っていた。
でも、ある日その疑いは確信に変わった。
リビングに私とモカだけでくつろいでいた時に、何気なく時計を見ると3時だった。
「あーおやつの時間だ!」
私が独り言をつぶやいた瞬間、モカが頭をムクッと持ち上げた。
そして、トコトコと私の前に来たのだ。
「おやつでしょー」
分かっているよ!とでもいいたそうなドヤ顔をしている。
オヤツの匂いでも、袋を開ける音、息子に反応しているわけでも無い「おやつ」という単語がわかるのだ!
こうなると親バカはどんどんエスカレートして行く!
次の日には私が「おやつ」と言うとそばに来るだけじゃなく、モゴモゴ何か話しかけて来る。
よく聞くと「ジョ〜だ〜い」
なになに良く聞くと「ちょ〜だい、頂戴」って言ってる。
興奮する私は、すぐに「うちの子、人間の言葉が話せるよ!」とこの子を譲ってくれた友達に電話してしまった。
すると「そんなバカな〜」と言いながら我が家に来てくれる優しい友人。
こうなると良いところを見せなければ!
そして満を持して、小声で「おやつ」と言ってみる。
あれ?反応がない。
もう少し大きな声で「おやつ」と言ってみる。
やはり反応がない。
「ちょうだい」と話すどころか「おやつ」の言葉に反応すらしない。
まったりと寝転んだままだ。
「おーやーつ〜〜」
すると友達が急に笑い出し「ほんとにあんたにこの子をあげてよかったわ。こんなに親バカになるほど愛してもらえてるんだもんね」
「テレビとかでよく『人間の言葉を話す犬』とか登場するけどほとんど普通のうなり声だもんね。」
「でも自分のワンコを愛する親にとっては、はっきり話してるように聞こえるんだと思うよ」
なんて笑っている。
「違うんだもん!本当に話したんだもん!」と子供のようになる私。
その友人は「ありがとね」と言いながら嬉しそうに帰っていった。
でも府に落ちない私は友人が帰ってからもう一度だけ「おやつ」と言ってみた。
するとモコが近づいてきて「ちょうだい」と言ってくれた。
「ほら、やっぱり〜。緊張していたんだね〜」と1人で威張る私。
しかも今回はバッチリカメラに収めることができた。
でもその後見直してみたら「ウ〜ワン」と言っているように聞こえる。
親ばかオブラートがかかると普通の「ウ〜ワン」が「頂戴」に聞こえてしまうんですね。
でも、「おやつ」と言う言葉を聞き分けるのだけは絶対ほんとですよ。(あきらめの悪い親バカ飼い主でした。)
動画版「ほのぼの話」
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