今日も長い長い1日が終わった…
約10時間の労働を終えて家に着く頃にはいつもくたくたになっている。
でもそんな私を一瞬で癒してくれるのが、愛犬チョコ、チワワの男の子
私が疲れた顔で玄関を開けても「ワン‼︎」と元気な声で『おかえり!』と出迎えてくれる!
「ただいま〜!」とチョコを抱きしめ帰宅早々今日も癒しを貰う私。
仕事後で汗臭いだろう私に抱っこされても文句一つ言わないチョコを少しかわいそうに思う事もあるほどだ。
そんな癒しのお出迎えが始まったのは今から1ヶ月ぐらい前のこと。
それまではお出迎えの習慣などなくて突然のことだったので初めてチョコが玄関でお出迎えしてくれた時は「そんなに私に会いたかったのー(泣)」と思わず泣いてしまった。
それからはずっと私の足音か車の音?が聞こえたら玄関にお出迎えに来てくれているのだろうと思っていた。
でも本当は違っていた。
今日はいつものようにチョコを抱きしめて玄関に上がったらチョコが座っていたであろう玄関のフローリングが暖かくなっているではないか。
普段は靴下を履いていて気づきもしなかったが今日は靴下が濡れたので、裸足だったから初めて気づけたのです。
『もしかして私の音を聞いて玄関に来てるんじゃなくてずっとここで座って待ってるの⁉︎』
「あの有名な忠犬ハチ公と同じじゃないか!チョコはなんていい子なのだろう!」
そう言って今日の仕事の辛さもあいまって泣きながらチョコをギュッと抱きしめた。
「ワンワンッ!」チョコもとても嬉しそうにそれに応える。
それからリビングにチョコを抱っこしながら走って行き、寝ながらテレビを見ている母にここ最近の一連の出来事を興奮気味に話した。
「最近ねチョコが私のことを待ってくれているんだよね〜しかも帰る前からずっとだよ」
「ああそれね…」嬉しさマックスの私を見て母が鼻で笑う。
「あの〜チョコはね、夏になってから夕方になると玄関で涼んでるんだよね〜だからあんたを待ってるんじゃないんだよ。」
たしかにチョコが玄関でお迎えをしてくれるようになったのは暑くなってからのような…
風が通る玄関で涼むのがメインで、私のお出迎えはついでだったと言うのだ。
「そんなはずないもんね!それもあるかもしれないけど、メインは私のお迎えのためだもんね」と母に答える私。
実際わたしの予想通り、チョコは次の日からもずっと玄関で出迎えてくれたので、その確信を強めていった。
「ほら、やっぱりウチの子は忠犬チョコ公だね!」
でも数ヶ月後チョコが玄関のお出迎えをやめた!
涼しくなって玄関に座る必要がなかったからなのだろう。
「いやいや、玄関で待ってなくても良いけど、せめて帰って来たらお迎えぐらいしてもいいんじゃない?」
そう呟きながらリビングに入ると寝転んでテレビを見る母の横でチョコは温かそうに寝そべっていた。
やはり母が言っていた事は本当だった。そして寒くても駅で待ったハチ公は偉大だった。
どうせなら寒い外から帰った時にモフモフを抱っこしたいと思う今日この頃です。
動画版「ほのぼの話」
コメント